安全かつ正しい加圧トレーニング指導を受けるための8か条
2014年04月07日
腕と脚の付け根に専用のベルトをつけ、適正な圧力を加え、血流量を制限して行うのが加圧トレーニング。
加圧トレーニングの指導を安全に正しく受けるための8つのポイントを解説します。
1、必ず加圧トレーニング有資格者による指導を受けること。
加圧トレーニングの指導は資格制度になっており、加圧トレーニング本部が認定した有資格者以外は加圧トレーニングの指導はできません。
必ず加圧トレーニング本部認定の有資格者の指導を受けてください。
有資格者には資格認定書および顔写真入りの資格者IDカードを発行していますので、確認してください。
2、必ず加圧トレーニング専用器具を使用した指導を受けること。
必ず、加圧トレーニング専用器具(加圧マスター、加圧マスターミニ、筋力アップクン等)を使用した指導を受けてください。
運動に適して血流を適切に制限することができる加圧トレーニング専用ベルト以外の器具を使用した指導は禁止となっています。
ターニケット等の止血帯で行うのは危険ですし、ネットオークション等で販売されているものには、非正規品や偽造品もありますのでご注意ください。
3、マンツーマンでの指導を受けること。
加圧トレーニングは一人ひとりのレベルや目的に合わせて指導する必要があり、その方の適性圧やトレーニング中の反応も個人差があるので、資格者がきちんとトレーニング終了(完了)までマンツーマンで指導を行うことになっています。
現段階ではグループレッスン等、複数の方を同時に指導するのは、安全面の配慮から禁止となっています。
4、毎回適正圧を加圧指導者のもとでチェックしてもらうこと。
適性圧は人によって変わりますし、血圧同様、その日の体調や運動状態等さまざまな要因で常に変化しますので、毎回必ず適性圧をチェックしてもらい、安全かつ効果的な圧設定が重要なポイントとなります。
5、長時間加圧をし続けないこと。
加圧トレーニングを安全に行うために、加圧は腕の場合10分以内、脚の場合15分以内でいったん除圧するようにしてください。
特に初心者や低体力者、運動経験の乏しい方の場合は無理せず、5分以内でいったん除圧するよう心がけてください。
6、地肌にベルトを巻かないこと。
加圧トレーニングを行う際は、ノースリーブや短パンのように、ベルトを地肌に直接巻かなければならなくなる服装は避けてください。
地肌に直接ベルトを巻くと、皮膚を痛めてしまう可能性があります。
7、腕脚同時に加圧をしないこと。
(例外もあります。)
腕脚同時に加圧してトレーニングを行うのは、血流が極端に上下肢にプーリングされ、非常に負担が重くなるので、特に初心者や低体力者の方は絶対に行わないでください。
また、加圧トレーニングは腕から行うほうが心臓への負担も軽く、ウォーミングアップとしても最適なので、腕→脚という順番で行うよう指導しております。
8、具合が悪い日やトレーニング中体調が悪くなったら、その日はやめること。
加圧トレーニングは負荷が軽いといっても、無理は禁物なので、体調の悪い日やトレーニング中に具合が悪くなったりした場合は、たとえ気分が回復したとしても、その日のトレーニングは行わないようにしてください。